2011.04.24

シャーロック・ホームズ

昨日の1号はなんと39.7度まで熱が上がり、よくアニメなんかで目にする、おでこを触ってあちっ!リアクションをリアルで体験させていただきました。診断でインフル確定。魔法の薬リレンザをばふばふ吸って隔離部屋で寝ています。
おかげさまで今日になって平熱に。機嫌も良いのですが、それでもしばらく学校は休まねばいかんかな、、ちょっともったいないな。。
 
さてさて、寝てタイクツなヤツらと、借りてきたこの映画を観たらけっこうおもしろかった。2009年公開の『シャーロック・ホームズ』であります。

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ホームズと言えば、ポワロなんかと同様に、ガチガチに固められたイメージってありますよね。この映画では、そこから外れて、だらしない(でも強い)ホームズと、頼れる(ホームズよりさらに強い)ワトソンとのコンビが痛快に描かれていて、ある意味アクション映画にも思えます。
ちょっと中途半端なオカルト趣味と、キャラ設定が「ルパン3世」っぽすぎるのが気になりますけど、まあテンポ良いし許します(笑)
ワトソン役のジュード・ロウは名前だけは知っていたけど、ホームズ役のロバート・ダウニー・Jrはぜんぜん知らなかった。しかしこのコンビは魅力的。これは、この2人だけでぐいぐい引っぱる、俳優さんありきの映画ですね。

2011.01.12

睦月雑話

先日ご葬儀がありました。またまためずらしくご自宅での法要。前のときは「ご近所のみなさんにたくさん来て頂きたいから」といった理由でしたが、今度は「ひそやかにしたいから」ということでした。
故人も高齢で、お二人の息子さんも関東住まい。ご親族、およそ20名ほどの葬儀のはずでしたが、、やはりどこからともなくご会葬の方々が。。
奥さまに伺うと、ご近所のみなさんとのこと。こういう、別れの時間に大勢の人たちが集まってくるのは、ご人徳のなせるわざですね。奥さまも、息子さん方も感無量という感じでありました。
ちなみに故人は、昨年の団参でご一緒させて頂いた方。旅行から帰って一週間後に入院し、その後入退院を繰り返して亡くなってしまいました。私としても、とても驚き、かつ残念でなりません。
 
ところで、昨今にぎやかな「伊達直人」関連ニュース。ついに全都道府県に波及したようですね。
これはまあ、いい話ですよねー。単なる匿名の寄付行為なら、ここまで広がらなかったでしょう。それを思うと、最初の伊達直人さんのセンスには感服します。
その人は『タイガーマスク』をリアルタイムで見た世代かなー。私よりは少し上かな。
おそらく、そろそろ終息するのでは、、とも思いますが、悪い意味で便乗して、ヘンなものを送りつける事件が起きないようにと願っています。
 
さてさて今日は久々にずっとうちにいる日で、時間があるので録画していた映画を見ていたりしていました。
えーと、『おっぱいバレー』ですv
弱小中学バレー部の顧問に就任した先生(綾瀬はるか)が、ダメダメ部員たちを奮起させようとしたら、「試合に勝ったら先生のおっぱいを見せる」という約束をさせられてしまう、、という話しです。
いやいや、こういうのって、おバカを表に出して、しかし裏には深ーいテーマを仕込んでいるんだよ、、なーんて中途半端なのがありそうなんだけど、これには一切なし(笑)
もう最初から最後までおバカで、それが潔くてすっごい笑えます。
それでいて下品ではないし、主人公の教職としての葛藤や挫折なんかもちょこっと織り込んだりして、バランス良いなーと思いました。
 
作品中には70年代の邦楽がわんさか。とくに試合中に流れていた、これが印象深かったです。

うーん青春ソング。サイコーっすね。当時から歌詞もメロも大好きだったなあ。

2011.01.04

めずらしくテレビを見る

さてさて今日明日は檀家さんへのお正月のあいさつ回り。そして妻子は妻実家に行きました。
私はいつものように明日出発ゆえ、今夜はひとりであります。賑やかしにたまたまつけたテレビで、井筒和幸監督が案内するイタリア映画の世界、、という番組(コレ)がやっていて、ついつい見入ってしまいました。
フェリーニ、ヴィスコンティ、、うーん、巨匠ですね。私はやっぱりフェリーニが好きで、あの怪しさというか、妖しさというか、それが切ないのがたまらん魅力的です。ところが、ちゃんと通して観たことあるのは『道』くらいなので、もっともっといっぱい観たいと思いましたね。
 
番組中では、今を代表する人として、ジュセッペ・トルナトーレも紹介していました。
まあ、コレですよね。この作品のラストはある意味反則と言えるけど、初めて見たときは「これはやられた・・」と驚いたし、何度観てもたまらん泣けます。

子どもや動物を使って感動させるのを嫌う人は多いと思うけど(私もどちらかというとそうだけど)、これだけは許すよ(笑)

2010.09.25

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

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ああースミマセン、、続けて映画ネタで、しかも今度は『ヱヴァ』ときたもんだ・・。
TVシリーズをリメイクしている映画の、第2弾ですね。第1弾の「序」とおなじく、レンタルして見ました。
「序」のときの感想がこの記事で、そのときは畏れ多くも『初代ガンダム』などと比較した、背伸びした書きようでした。
で、今回見てみて、あらためて思ったのは、やっぱりエヴァはおもしろいなと。ただ、私の好きなのはこの映画シリーズではなくてTVシリーズの方なんだなと、いうことであります。
 
エヴァは、、地球上に繁栄する生命体は「人類」なのか「使徒」なのか、という覇権をめぐる抗争劇ですが、「人類」は「使徒」に勝って、生命としてさらに高みを、、「神」の域を目指そうとしているわけですね。人類補完計画ってヤツです。
(ちなみにエヴァでは、人類の起源が現実のわれわれのものとは違います。その設定が、ややこしい話しのもとのような気もします。また「肉体」と「魂」を分ける二元論には、なんとなく慣れないですね)
さらにエヴァは、主人公碇シンジの成長物語であります。シンジは、「不死で苦悩のない完璧な単体生命」を目指す人類補完計画を、それよりも不完全ながら葛藤と愛情の狭間で揺れながら生きる、群体の人間を選びなおすことによって破棄します。
この芯となるテーマは、私にはとても共感できるもので、だからこそあんな救いのないようなセリフ回しなんかもついて行けるのかな、、いや、むしろあの深刻がった重さが好きなのかな、、と思っていました。
 
なので、この「破」の、一種救いを見せるようなセリフとか、レイの明るさとかアスカの純情さとか、「えー、オレの好きなエヴァとは、なんか違うんだよなー」って思ってしまうのですね(笑)
レイは、他人に気を遣った言い回しや行動をしたりして、なんだか別人みたいだし。
アスカは、シンジが大好きでツンデレなのはTVといっしょだけど、お弁当に挑戦してみたりとか、あんなアプローチとかはしないだろうに、、などなど。
また、エヴァって、エッチなシーンはけっこうエロいんですけど、この映画ってそこがヘンにお子ちゃまっぽくなっちゃったっつうか、「キミたち、これで萌えるだろ?」という作り手の意図があざとい感じですね(笑)
 
うーん、次のを見ればまた変わるかな。
いやいや、しょせん浅いファンのたわごとでした。こう見たら、オリジナルよりこの新映画シリーズの方がぜったい良いよ! というのがあったら、教えていただければうれしいです。
 

↑ 絵はあいかわらずキレイで迫力ありますね。

2010.09.24

未知との遭遇

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以前からムスコズに「ええで、ええで」とささやいていたこの映画。先日、2号が「借りてみよっかなー」と言ったので、さっそくレンタルしてきました。
えーと、もう20年は前になるかな・・。TV放映したのをVHSに録画して繰り返し見ましたね。
で、再見すると、、いやー、やっぱりなんか感動しますね。むかし夢中になって何度も何度も見たのが懐かしい。吹き替えの声優さんやセリフが微妙に違うので、そこはちょっと違和感ありましたが、まあそんなのは許容範囲で。
 
『スターウォーズ』も、これも、日本での公開が1978年でいっしょなんですね!
近いとは思ってたけど、同じ年とは知らなかった。当時知り合いの方が、興奮して「両方ともすごい映画だ!」って言ってたのも思い出します。
しかしSF作品ということでは共通していますが、毛色はぜんぜん違いますね。
『スターウォーズ』は、デフォルメされた魅力的なキャラクターが所狭しと動き回る大冒険活劇で、黒澤明の大きな影響が指摘されます。
『未知との遭遇』の登場人物はごくふつうの地球人で、それがUFOに翻弄されて日常生活が破綻していくさまがうまく描かれています。ホラーっぽい色もある、ロマンティックなファンタジーですな。
 
個人的にいちばん好きで驚かされたシーンは、下の映像の、40秒あたりのトコロ。
バリーを追っかける母親たちの頭上を、小型UFOがくるくる回転しながら飛んでいくシーンです。

 
いやーいやー、やっぱりスピルバーグすばらしいよ。
有名な5音階や、マザーシップ登場時の光の洪水はいま見ても魅力あるです。
ちなみにムスコズの反応は微妙で(笑) 最後宇宙人出てきたときに、私が「ほら、これがETの原型やで」と言うと「キモイよ」って言ってました。

2010.09.05

トイ・ストーリー3

いやいや、夏前にはムスコズに却下された映画、終了直前になって滑り込みで見ました。2Dでしたが最後の日曜だったからか、お客さんの入りも多かったです。
そしてこれは、一見さんお断りの3作目。ウッディやバズたちが、どういう葛藤を持ち、どういう経緯で固い絆に結ばれるようになったのか、わかっていないとおもしろさが減る映画ではあります。
そこがあれば、これほど面白い映画も久々に見た感じですね。まずはCG映像のすばらしさ。ココまで来たか、、と呆然としちゃいます。
ストーリーの組み立ては、基本的には2作目と似ているような。訳あって持ち主のアンディから離れたおもちゃたちは、自分たちを歓迎してくれる場所を見つけますが、そこにはじつはとんでもないウラが隠れていて・・といった感じ。
違うのは、アンディがもう大学生になろうとしているところ。アンディの成長と、それに伴う、人生における別れをテーマにした、まあベタな物語だとは思います。それでも『トイ・ストーリー』シリーズ最終にして最高傑作。さあさあ、1と2を見ちゃったアナタは必見ですよ♪
フルCG映画と言えばコレ! といえますし、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に近いほどの「痛快3部作」という域に来てるとも思います。
 
ところでこのシリーズ、有名な映画シーンのパロディが出てきますよね。
今回も、なんとなくスターウォーズやダイハードみたいな雰囲気作ったりしています。
クライマックス近い、ごみ処理場で危機一髪のウッディたちが手をつなぐ、ある意味感動的なシーンがあるのですが、これもどこか元ネタがあったりするのかな・・?
 

パンフちっちゃくてかわいい♪
 

えーい日本版予告編だ☆

2009.12.02

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TSUTAYA100円シリーズですが、、
これは古典ですね。フェリーニが自他共に認める代表作。『七人の侍』や『ゴジラ』や、『エデンの東』などとおなじ年(1954年)に公開されています。戦後、初めて日本で公開されたイタリア映画だそうです。
これはまたロードムービーでもありますね。
粗野な大道芸人ザンパノと、彼に売られてひどい扱いを受けながらもいっしょにいるジェルソミーナが各地を旅する物語です。
なんといってもジェルソミーナがすばらしい。。
くるくる変わる表情と、かわいい踊り。「私はこの世でなにをしたらいいの?」と泣くジェルソミーナに、芸人仲間の男は「この世の中にあるものは、みんな何かの役に立つんだ」と励まします。
おそらくそこがテーマなのでしょうが、押しつけがましくなく、淡々と丁寧な表現ですね。話しのテンポも良く、ムダなシーンとかないのがもう、、やっぱし名作です。

2009.11.15

沈まぬ太陽


いやいや、見てまいりました。公開初日の舞台挨拶で主演の渡辺謙が号泣した、、というあの映画であります。
原作は未読です。かなり長そうですね。3時間を超える映画なのに、けっこうはしょったエピソードはあるんだろうな、、と想像できます。
あくまでフィクションをうたっていますが、モデルとなる企業は一目瞭然。組合運動で同僚たちの信頼を得つつも、左遷の憂き目にあった恩田元が主人公です。帰国してから起こった大事故で「遺族のお世話係」となり、いろいろ翻弄されつつも自分を見失わず奮闘する、、というお話しです。
ただ、事実がどう引用されたかは議論があり、この作品に対する賛否もそこで分かれるようですね。
 
さて、映画の方ではものすごく豪華な出演者が、これでもかこれでもかと登場します。
全編通して出てくる人でも、三浦友和西村雅彦鈴木京香松雪泰子宇津井健香川照之等々々。
松下奈緒も東幹久も長谷川初範も、小日向文世も風間トオルも鶴田真由も、草笛光子も大杉漣も烏丸せつ子も、山田辰夫も音無美紀子も小林稔侍も、渡辺いっけいも秋野暢子も田中健も、そして上川隆也も、ちょっと出てはすぐいなくなってしまう。
石坂浩二と品川徹には、これは『白い巨塔』ですかと。神山繁と小野武彦には、これは『踊る大捜査線』ですかと。それぞれ突っ込みもできるくらいです(笑)
 
しかしながら、、ご覧になった方はお感じになると思いますが、今まで挙げた贅沢な布陣は、、はっきり言って、渡辺謙を引き立たせるためだけに存在すると言えますね。
そして、それがこの映画の肝であり、成功の要因だと思います。
渡辺謙ファンの方は、万難を排してご覧になるべきです。渡辺謙、やはりすばらしい。
個人的には、久々に見た松雪泰子がうれしく、加藤剛がすごい老けたのにびっくりしました。
 
パンフに監督のコメントで、「社会派ドラマではなくて人間ドラマ」と書かれています。
そのとおり、組合運動や、大事故が起きたときに浮き彫りになる企業の体質など、社会派的なトコロはどちらかというと薄めですね。ライバルである行天(三浦友和)との関係を軸にした、恩地の姿を見せまくっています。
会社にここまでひどい扱いを受けて、どうして辞めないんだ、家族だってバラバラになりかけている、、という感想をみんな持つでしょうか。世代によって受け止め方が違うかも知れませんね。
公式サイト → こちらです

2009.11.06

アマデウス(ディレクターズカット)

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ふたたびTSUTAYAの100円レンタルです。3時間になる、ディレクターズカットってヤツです。通常版は、もうずいぶん前に、、何回か見たかなぁ。あらためて見ても、どこが長くなってるのかは正直わからないんですが(汗)
 
ご存じモーツァルトは天才作曲家。ああ、でも、ほんとうは天才なんて言葉でも追いつかないのでしょうね。ここで描かれているように、奇跡のような人なのでしょうか。
しかしながら、その下品で傲慢な性格もあって周囲との軋轢に苦しみます。
そして皇帝のお抱え作曲家サリエリ。モーツァルトの才能に心底から感服しつつも、彼に対し非常な嫉妬心を抱きます。そしてついには殺意にいたるわけです。。
それにしても豪勢で悲しくて、何度見ても感動しますこの映画。舞台はウィーンですが、プラハでロケしたらしいですね。モーツァルトが街を歩いていたり、妻のコンスタンツェが最後彼の元に帰ってくるシーンなんかはいいなぁ。それでも、何よりもましてすばらしいのは、やはりモーツァルトの音楽と言うべきなのでしょうね。。
なのでこれ以上書くのはやめて、、

(さらに…)

2009.09.24

十二人の怒れる男

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またまたTSUTAYAの100円レンタルです。お彼岸前に借りていて、ヘトヘトの体でやっと見ました(笑)
1957年ですから、50年以上前の作品ですね。モノクロです。
この映画、1時間半くらいの長さで、なんと舞台は会議室の中だけ。せまくて暑い部屋で12人の男達が口角泡飛ばして、ある少年について有罪か無罪か議論を延々続ける話です。
で、それがまた非常におもしろいんですよね。
 
スラム出身の18歳が、父親殺しで逮捕され裁判にかけられます。裁判後、別室で陪審員たちは評決を下すべく話し合うのですが、状況証拠は少年の有罪を示すものばかり。
議論は「有罪で死刑に決まってる。早く終わらせちまおうぜ」というおざなりな雰囲気で始まります。ところがただひとりが無罪を主張。人ひとりの生死をそんなに簡単に決めていいのか、、という問題提起から、俄然白熱したものとなっていきます。
提起をしたその主人公(ヘンリー・フォンダ)も、少年が無罪だと確信しているわけではなく、疑わしきは罰せずという態度なのですね。ただまぁ、そういう目で見ると、絶対だと思われた証言も、本当にそうなのか、証人の思い違いではないのか、、という疑問がもたげてくるわけです。
12人それぞれ、多様な人物設定での大熱演。冷静な人物から偏見に満ちた感情丸出しの人物までバランスいいですね。
 
今、日本でも裁判員制度があります。陪審員とは違いますが、人の運命を握るような非常に責任の重い部分では重なりますよね。この作品では、少年が本当は有罪なのか無罪なのかは語られていません。むしろ、そういうところに関わる人たちの、真摯な態度とはどういうものか、、ということを訴えているように思えました。ひさびさに社会派ってヤツを見てしまいましたよ。

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