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沈まぬ太陽

いやいや、見てまいりました。公開初日の舞台挨拶で主演の渡辺謙が号泣した、、というあの映画であります。

原作は未読です。かなり長そうですね。3時間を超える映画なのに、けっこうはしょったエピソードはあるんだろうな、、と想像できます。
あくまでフィクションをうたっていますが、モデルとなる企業は一目瞭然。組合運動で同僚たちの信頼を得つつも、左遷の憂き目にあった恩田元が主人公です。帰国してから起こった大事故で「遺族のお世話係」となり、いろいろ翻弄されつつも自分を見失わず奮闘する、、というお話しです。
ただ、事実がどう引用されたかは議論があり、この作品に対する賛否もそこで分かれるようですね。

 
さて、映画の方ではものすごく豪華な出演者が、これでもかこれでもかと登場します。
全編通して出てくる人でも、三浦友和西村雅彦鈴木京香松雪泰子宇津井健香川照之等々々。
松下奈緒も東幹久も長谷川初範も、小日向文世も風間トオルも鶴田真由も、草笛光子も大杉漣も烏丸せつ子も、山田辰夫も音無美紀子も小林稔侍も、渡辺いっけいも秋野暢子も田中健も、そして上川隆也も、ちょっと出てはすぐいなくなってしまう。
石坂浩二と品川徹には、これは『白い巨塔』ですかと。神山繁と小野武彦には、これは『踊る大捜査線』ですかと。それぞれ突っ込みもできるくらいです(笑)

 
しかしながら、、ご覧になった方はお感じになると思いますが、今まで挙げた贅沢な布陣は、、はっきり言って、渡辺謙を引き立たせるためだけに存在すると言えますね。
そして、それがこの映画の肝であり、成功の要因だと思います。

渡辺謙ファンの方は、万難を排してご覧になるべきです。渡辺謙、やはりすばらしい。
個人的には、久々に見た松雪泰子がうれしく、加藤剛がすごい老けたのにびっくりしました。

 
パンフに監督のコメントで、「社会派ドラマではなくて人間ドラマ」と書かれています。
そのとおり、組合運動や、大事故が起きたときに浮き彫りになる企業の体質など、社会派的なトコロはどちらかというと薄めですね。ライバルである行天(三浦友和)との関係を軸にした、恩地の姿を見せまくっています。
会社にここまでひどい扱いを受けて、どうして辞めないんだ、家族だってバラバラになりかけている、、という感想をみんな持つでしょうか。世代によって受け止め方が違うかも知れませんね。

公式サイト → こちらです

コメント:6

ジャック 2009年11月16日 02:14

原作を読んでいるので、映画も観たいなぁ〜と思いつつ
まだ観れていません。
かなり原作を忠実に映画化されてるのでしょうね。
原作でもやはりラストの部分には、何とも言えない
喪失感のようなモノを感じるお話でした。

青龍寺和尚 2009年11月16日 06:22

3時間を超えると聞き、少々疑問に思っています。
唯…観ておくベき作品かなぁ〜と思案しています。

risa 2009年11月16日 18:50

気になっている映画です。3時間か~。
「あの事故」では、知人が亡くなっているので映画を見たら思い出して切なくなるかも。

shosen 2009年11月16日 22:19

ジャックさんありがとうございます
原作をお読みになっていれば、また違った見方でお楽しみいただけるかも知れませんね。
ネタバレ恐縮ですが、、映画のラストは、行天と恩地の、それぞれの行く末を彷彿させるシーンでした。
私は会社勤めの経験がないので、なかなか現実味を持って見られないのですが、それでも考えさせられる映画ではありました。

shosen 2009年11月16日 22:22

青龍寺和尚さんありがとうございます
たしかに3時間超え。長いです(笑)
『七人の侍』同様、途中休憩が入りますが、ご覧になる前にお手洗いをお済ませになることをお勧めします。

shosen 2009年11月16日 22:27

risaさんありがとうございます
おお、「あの事故」でお知り合いを亡くされている人は、なかなか見るの辛いかも知れません。
しかしそこから、「残った者たち」は何ができるのか、、ということを強く訴えかける映画でもありますね。

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