沈まぬ太陽
- 映画のこと
- 2009年11月15日 22:21

いやいや、見てまいりました。公開初日の舞台挨拶で主演の渡辺謙が号泣した、、というあの映画であります。
原作は未読です。かなり長そうですね。3時間を超える映画なのに、けっこうはしょったエピソードはあるんだろうな、、と想像できます。
あくまでフィクションをうたっていますが、モデルとなる企業は一目瞭然。組合運動で同僚たちの信頼を得つつも、左遷の憂き目にあった恩田元が主人公です。帰国してから起こった大事故で「遺族のお世話係」となり、いろいろ翻弄されつつも自分を見失わず奮闘する、、というお話しです。
ただ、事実がどう引用されたかは議論があり、この作品に対する賛否もそこで分かれるようですね。
さて、映画の方ではものすごく豪華な出演者が、これでもかこれでもかと登場します。
全編通して出てくる人でも、三浦友和西村雅彦鈴木京香松雪泰子宇津井健香川照之等々々。
松下奈緒も東幹久も長谷川初範も、小日向文世も風間トオルも鶴田真由も、草笛光子も大杉漣も烏丸せつ子も、山田辰夫も音無美紀子も小林稔侍も、渡辺いっけいも秋野暢子も田中健も、そして上川隆也も、ちょっと出てはすぐいなくなってしまう。
石坂浩二と品川徹には、これは『白い巨塔』ですかと。神山繁と小野武彦には、これは『踊る大捜査線』ですかと。それぞれ突っ込みもできるくらいです(笑)
しかしながら、、ご覧になった方はお感じになると思いますが、今まで挙げた贅沢な布陣は、、はっきり言って、渡辺謙を引き立たせるためだけに存在すると言えますね。
そして、それがこの映画の肝であり、成功の要因だと思います。
渡辺謙ファンの方は、万難を排してご覧になるべきです。渡辺謙、やはりすばらしい。
個人的には、久々に見た松雪泰子がうれしく、加藤剛がすごい老けたのにびっくりしました。
パンフに監督のコメントで、「社会派ドラマではなくて人間ドラマ」と書かれています。
そのとおり、組合運動や、大事故が起きたときに浮き彫りになる企業の体質など、社会派的なトコロはどちらかというと薄めですね。ライバルである行天(三浦友和)との関係を軸にした、恩地の姿を見せまくっています。
会社にここまでひどい扱いを受けて、どうして辞めないんだ、家族だってバラバラになりかけている、、という感想をみんな持つでしょうか。世代によって受け止め方が違うかも知れませんね。
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